ベン・トー

9.5巻が出ることを知ったので(というか、今日買った)、ついでに4ヶ月も前に9巻が出ていたことを知ってまずは9巻を購入・読破。
9巻はHP部が解散するきっかけになった1年前の冬合宿の因縁話。主人公の佐藤洋がさらに成長をする話でもある。地元では変態の二つ名しかないが、8巻をきっかけにまともな二つ名が少しずつ広がってきていてよかったね、地方だけど。しかも佐藤個人に対してしか話しかけていない感じで、先輩たちは狼らしい二つ名をまだ知らないという。いつになったら地元にその二つ名が広がるんだろう。そろそろ魔術師が動き出しそうだし、10巻あたりで地元にも二つ名が知られたりするかな?

まあ、狼的に重要な巻でもあるわけだが、そんなことよりも、ぶっちゃけ先輩の妹の茉莉花がらみがメインだろう。著莪の「ロリはやめとけ」が重々しい。10歳だよ、10歳。8巻でも際どかったが、今回はさらに際どいよ。茉莉花がえらい早熟だし。佐藤も「あと1、2年は」って、それでも13歳未満じゃないか。あまつさえ「向こうから求めればやぶさかでない」とまさに変態。やっぱその二つ名でいいよ、うん。
まあロリは置いておいて、主人公の佐藤がわりとエロに積極的な変態ってのは、このテのラノベでは珍しい感じで好感触ではあるんだけどね。てか、積極的どころか思考が犯罪者&変態だよ。やばいよ、佐藤さん。

にしても、相変わらずセガの話や佐藤の友人とのバカな過去話が突然挿入されてそこそこ長いってスタイルは変わらないなあ。あと、白粉がらみでホモ推し。一種独特な世界観というか。
なんか、西尾維新化物語のシリーズしか読んだことないけど、あの書き方ってSSとかでよく見かけるんだよね。あ、これ、西尾維新の書き方だな、ってのがすぐ分かる。真似したがる気持ちは分かる。でも、この作者の書き方はなかなか真似できないだろうなあ。真似したがる奴いないんじゃね?ってツッコミはなしの方向で。