アメリカ大統領選挙

なんかすごいことになっているよなあ、去年からずーっと盛り上がっているけどさ。
トランプに関しては各所で語りつくされている感があるから置いておくとして、やはり民主党のサンダースが一気に脚光を浴びているのが興味深い。まさか、自由の国アメリカで、社会主義者を公言する候補がここまで大きな勢力になるとは思いもしなかった。
正直、去年の時点では民主党はヒラリーで安泰、万が一トランプが共和党候補になってもさすがにアメリカはトランプを選ばないだろう、共和党が別候補になったらトランプが独自立候補して場を引っ掻き回し、結局ヒラリーで落ち着く。そう思ってた。

だが、サンダースがアイオワでヒラリーとほぼ同数の2位になり、ニューハンプシャーで18%前後ぐらい?の差をつけてヒラリーをおさえた。なんというか、トランプについても言えることだけど、アメリカ国民がどれだけエスタブリッシュメント、いわゆる支配者層に対して失望して、場合によっては憎悪さえ抱いているのか改めて思い知らされた。格差社会ってそれこそ15年ぐらい前からずっと言われてきたけど、もう限界に来ているんだなと。
実際、今の庶民の暮らしとかを考えると、サンダースの主張が大きな力を増すのは当然と言えば当然なんだよね。それだけ格差が洒落にならないレベルまで拡大している。日本でも新自由主義に対して本来はこのぐらいのウェーブになって反対運動が沸き起こらないとおかしいわけで。
サンダースの躍進はエスタブリッシュメントがかなり警戒しているだろうから、共和党の候補をどう一本化していくかってあたりがこれからの注目かも?

とはいえ、まだ民主党はどうなるか分からない。結局のところ、スーパーチューズデー次第。サンダースはCM攻勢をかけられるような資金力がないからなあ。もちろん、その資金力がない所がサンダースが支持を集めている大きな要因ではあるけど。
サンダース大統領……可能性がまったくないわけではない。ただ、年齢がなあ……。民主党に選ばれたとしても、共和党の候補者次第では負けそうでもある。

トランプは……もし彼が勝つとしたら、アメリカ本土で9・11のようなテロ事件が発生したらワンチャンあるかも? 僕がISだったら意地でも起こしてトランプを大統領にするよう画策するが。彼が大統領になってイスラムへの風当たりが強くなったら、それだけISへ流れる若者が増えるだろうから。

とにもかくにも、今後も目が離せない。