ゲゲゲの鬼太郎 6話

妖怪すねこすり。鬼太郎では2・3・5期でも出たようだけど、2期は見たことないし3・5期は劇場版ということでこれまた見たことない。5期では岡山担当の妖怪47士とか。
すねをこするだけの害のない妖怪のはずだけど、精気を吸うあたりは水木しげるの妖怪大全ですねこすりと一緒に紹介されていた片耳豚(奄美地方)・ムィティチゴロ(鹿児島県大島郡徳之島)の性質を持っているな。片耳豚はカタキラウワという読み方で女神転生で何度か出ているね。昔は魔獣(妖獣だったかも)だったが最近ではフードという分類になっている。
すねこすりに自分が妖怪で人間の精気を吸っているという自覚がなかったのは意外だ。自分が悪者になって立ち去るというのは泣いた赤鬼を思い出したり。最後の鬼太郎のアップはすねこすりが消滅したのを示唆しているかも? OPで出ているキャラだし、そのうちしれっとゲゲゲの森にいたりするかもしれんが。
過疎化によって人がいなくなったことにより人間との接触が特定の人物になりがちで、本人が好きな相手でも知らずのうちに殺してしまうとか、現代の社会問題である地方の過疎化を扱っていたり話の展開的に鬼太郎がどちらかというと傍観者だったり結構ひねっていたなあ。
そして次回は幽霊電車か。確か全シリーズでアニメ化しているはず。6期ではどうやるか楽しみだ。猿夢っていう有名な投稿怪談の元ネタの一つは間違いなく鬼太郎の幽霊電車だと思う。