報道特捜プロジェクト ニート特集 その3

で、生放送かな? コメンテーターとのやり取りについての感想。てか、よく中継で出る気になったなー。サンドバッグにされるのは確定だし、取材自体もそうだけど全国のお茶の間に自分の姿を晒すのは恥ずかしくないんだろうか? いや、それほど開き直っているってことでもあるんだろうけど。それと、俺はこの生き方間違っているとは思いませんが何か? と強く思っている表れでもあるかな。まあ、あと取材料とかどのぐらいもらえたか知りたい。中継までOKしているんだろうから、それなりにもらえているんだろうな。
まあ、コメンテーターのやり取り。これは非常に惜しいな。ニート氏の喋り方が非常にヘタだったのがなんとも。高い声でヘラヘラ笑いながら答えると、どんな答えも説得力0になる。まあ、一般人にとって全国中継なんて初経験なわけだし、僕だって似たような状況になるだろうから仕方ないとは思うけど。コメンテーターのニート氏への問いかけが非常に紋切り型で説得力がないものばかりだっただけに、ここで落ち着いた声できちんと自論を述べることができたら面白いことになっていたと思うだけに残念。
とにかくね、河上元東京地検特捜部長の「社会に出て世の中のため、人のために働いてみようとは思わないのか?」といった発言。これがなー。何のために働くかって、はっきり言って「食うため」でしょ? もちろん、自分が働くことによって、それが世のため人のためになったらそりゃ嬉しいさ。だけど、そんな職業に就ける人が一体どれだけいるか? そして、その言葉は世にいる多くの人への侮辱の言葉とさえ言える。なんていうか、あまりに大上段というか、高みの視点からの説得が非常に空虚に聞こえた。もちろん、地検特捜部長をやってたぐらいだから正義感は強いだろうし、世のため人のためにやってきたんだろうし、彼個人の生き方は尊敬できる。でもね、あなたみたいに強い人間はそんなにいないよ、とも言いたい。
で、もしいきなり一生食べていけるだけの金が手に入ったらどうなるか。多くの人は、自分の仕事を本気で好きでない限りは、仕事をやめて遊んで暮らすようになるんじゃないかな。そういう状況でも働くと言い切れる人は、それはそういった仕事に就けている勝組なわけで。やはり、人は何のために働くかというと、食べていくため、世間体のため、という部分が本音としてはかなり大きなウェイトを占めていると思うんだ。だからこそ、開き直って働かないことを選択したニートに働けと説得することは非常に困難となる。そこらへんを後でもう少し考えてみる。