ゴーマニズム宣言

今回のゴー宣は、ワーキングプアとか派遣のことを扱っている。ぜひ見てほしい。例の雨宮処凛も出てきたりする。やはり、彼の目から見ても今の状況は異常だということだ。今ワーキングプアやネット難民(家がないわけだからホームレス。ホームレス予備軍ではない)になっている層の大半は、かつてなら平凡に暮らせていたはずというのも同意。この10年で、企業がこういう状況を意図的に作り上げたということだ。労働条件を規制しないと、資本家は労働者を好き勝手に使い捨てにする。これは産業革命のときにもう明らかになったことと書いてある。これも、僕も前に書いた通り非常に同意。で、ピンハネ業者、かつての口入れ屋という裏稼業が諮問会議とかに入りこんでいる今の日本は「穢れた国」であるとしている。美しい国の対極だよね、本当に。
やっぱ漫画だと分かりやすいね、非常に。しかも小林よしのりの場合、変に言葉を取り繕ったりしないで結構過激な表現を使うこと。それが彼のいいところであり悪いところでもあるわけだが。惜しむらくは、やはりSAPIOというある種特殊な雑誌になったことで、スパ!のときほど世間に対する影響力が小さくなっていると思われること。今回の話は広く読まれてほしい。