MTG ボロスコントロール



 このカードをはじめとする全除去の数々。デッキを組むときに常にこのカードの存在が頭をよぎる。

 普通に考えると今のアグロは強い。
 自分がマジックをやっていた20年以上前のときと比べてクリーチャーの質はそれはもう段違いに高い。それなりにカードが揃っていれば回れば4,5ターンで相手を倒すアグロデッキは複数作ることができる。
 間違いなく強い。

 でもそれを許さないのがクラリオンや粉砕などの全体除去で、その種類があまりに豊富なため結果的にはアグロを含むクリーチャーデッキは厳しいと言わざるをえない。それでもアグロはドブンで倒せるだけマシではあるが。

 なんかもうここらへんは鶏が先か卵が先かって感じでアグロが強いから全体除去も強くなったのか全体除去が強いからアグロも単体のカードが強くなければやってられないのか。

 自分はアグロもコントロールもどっちもやるけれど、BO1プレイにおいて安定感を感じるのはやはりコントロールかなあ。





 最近組んで使っているデッキがこれ。
 最初はアグロ気味でソーサリー全体除去では対応できない3チャンドラを中心に組んでいたんだけど、BO1プレイだとアグロとも結構当たるからそれらの対策を考えているうちに「全体除去は必須。それに巻き込まれて除去されるクリーチャーは出すだけアド損」という考えになってしまった。てかノンクリかノンクリに近いデッキを作るときはいつもそういう考えの末に作っている感じ。
 まあ結局トークンは出すから正確にはノンクリデッキではなくて相手の除去カードを完全に腐らせることはできないんだけどね。

 神聖な訪問が3枚あることから分かるように神聖な訪問でトークンを4/4天使トークンにしようというとても単純なデッキ。トークンを出すことができるカードは15枚ある。
 もちろん神聖な訪問は重くそれだけが勝ち筋だと弱いのでギデオンやらカーンやらも入っている。それに全体除去や単体除去を駆使してチャンドラのトークンで攻撃するだけで勝つこともわりとある。途中カーンで紋章旗を引っ張ってきて赤でキャストすればダメージが加速するし。

 このデッキを使っているとクラリオン、粉砕、払拭の光、エル勝つの強さを改めて思い知るというかなんというか。



 ランプには弱い。あとサクリファイスも払拭の光を引けないと厳しいかなあ。
 それにしても2021は今以上にランプの時代になりそう。マナ加速の手段がものすごく豊富でなおかつウギンの強烈すぎる効果。ウギンに追放されない石とぐろの海蛇をどのデッキにも入れておくべきだろうか。