MTGゼンディカーの夜明けデッキ その12 赤黒で嵐拳の聖戦士を久しぶりに使いたかった


 メタが激しく動いていたが、現状赤緑出来事(グルールアドベンチャー)と青黒ならず者(ディミーアローグ)の2強が頭一つ抜け出した感がある。ヨーリオンは思っていたのと違って苦戦しているなー。

 自分はBO1プレイ専門で赤単、赤緑上陸を主に使っている。赤黒除去コンもよく使っていたけど赤黒脱出と採用カードはあまり変わらず現環境では苦戦することが多いので、いっそローテ前に使っていた赤黒威迫デッキを元に新しいデッキを作ろうと思い立った。






 威迫クリーチャーで残ったのはこの2枚。どちらも決して無視できないデメリットはあるものの強力なクリーチャー。

 聖戦士は相手にもドローをさせることがものすごく大きなデメリットだけど、相手以上にこちらが攻めたてればいいという分かりやすいカード。使ってみると結構強いんだよね。もっともタフネス2だから早々に除去されることがほとんど。
 赤単の多いBO1プレイだと聖戦士は出しづらいってのはあるけど、赤単相手でもこちらは除去が多いのでわりと何とかなることも。


 悪夢はとにもかくにもタフネス5が優秀。最近は竜火の採用が増えてタフネス3も速攻焼かれることが目立つようになってきたし、タフネス4も轟く叱責で焼かれることがたまにあるけどタフネス5になれば黒や白の確定除去でもなければ1枚で対処しづらい。
 相手につく接死は威迫でかわすというよりも除去する方向で。




 聖戦士でどちらにもダメージが入るからこのカードが使いやすくなった。
 出来事でライフが減る残忍な騎士の採用も災い魔を意識している。無情な行動は接死カウンターがついた相手に使えないので3マナ確定除去という点でも残忍な騎士は使いやすい。




 初子さらいやアクロス戦争で奪ったクリーチャーだけではなく、育った災い魔をカズールの憤怒で投げるのが強い。災い魔が2マナと安いので合計5マナと不意打ちしやすい。




 そしてこのカードはやっぱり強いと思う。3章が終わると奪ったクリーチャーは元に戻ってしまうからカズールの憤怒やランクルで処理したいが、実際は相手の大型クリーチャーを一時的に奪ってそのまま殴り勝つ方が多い。


 本当は脱出兼飛行クリーチャーとして灰のフェニックスを採用したかったがさすがに2色小道がない赤黒で黒のダブルシンボルと赤のダブルシンボルを両立させるのはあまりに安定性を欠くため不採用。
 本当はタップインランドを採用したくなかったが土地基盤が弱いため赤黒占術土地を2枚、寓話の小道を2枚入れざるをえなかった。寓話の小道は4枚入れると初手寓話の小道2枚とかいう絶望的なハンドになることがあるのが……。



 1マナクリーチャーがいないやや遅めのデッキで聖戦士が裏目になることもあったりするし除去の多い相手には苦しいけどまあまあ戦えるかな。アグロともミッドレンジとも言えない中途半端感は否めないが。