ホワイトカラー・エグゼンプションを諦めない財界の面々

今日の朝日新聞の記事にあったんだけど、経済財政諮問会議丹羽宇一郎(伊藤忠商事株式会社取締役会長)たちが、「土日も残業代ゼロでいいから自らのスキルアップのために働きたいと思っている人はたくさんいる。でも、経営者としては土日に働かれると残業代などを払わなければならない。だから困る。さっさとWE導入しろ」と安倍総理たちに熱弁したとか。
ふざけるなと。
そういうスキルアップのために働きたいと思う人がいることは事実。間違いない。でもね、ただ働きになるのは嫌と思うよ。それに、そういう人よりも、仕事だけに人生捧げるのではなく、自分の時間をしっかりほしいと思う人の方が圧倒的に多いはず。これも間違いない。てかね、財界はWEこそ働きすぎを防ぐための法律とかふざけたこと言っているけど、そういう目的なら労働時間の規制を提案しろよ。単に人件費削りたいだけだろ。
ノーワークノーペイは細かいほどうるさいくせに。ハードワークノーペイを勧めるダブルスタンダード。自分たちの都合のいいところは外国ではこうだからと導入し、都合の悪いところは外国ではこうだがそれはそれ日本は日本と言い放つダブルスタンダード。労働者の履歴書などの偽りは絶対に認めないのに、最初の労働条件提示でウソばかり書くダブルスタンダード
経済財政諮問会議のメンバーには、あの御手洗冨士夫八代尚宏もいる。もう見え見えですな。てか、WEへ未練たらたらの財界の面々の最近の動きが凄い。もう、本当にあからさますぎて、なぜここまで品性が卑しいのか本当に不思議だ。自分たちさえよければいいのかよ。日本の未来なんてどうでもいいのかよ。
とにかくね、労働者が50万人でも団結しなければ。1人から年1万円でも集めれば50億円。これで献金して労働者たちに都合のいい(ってか、先進国として当たり前の)労働条件にしていくしかない。さらに、そのメンバーで選挙協力をすればなおいい。100万人規模になったら、日本で最大規模の圧力団体になるはず。ILOの労働時間に関するものが一つも批准されていないなど、後進国にも劣る労働貧国の日本。もうこういう露骨なことをしていかないと無理だと思う。殺されるよ、本当に。いくつか労働者(正規雇用・非正規雇用に限らず)のためのNPOとかあるじゃん。それを規模をでかくするという感じで。政治のコントロールだけではなく、労働者の法律相談などもやっていけば労働者が味方になるはず。