10th アニバーサリー 劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合!時空を越えた絆〜

というわけで、行ってきた。朝、司さんに車で拾われていく。来た道を戻るはずが道に迷う司さんに萌え。僕? 普段車に乗ってないから、一本知ってる道から外れるともうわけわからん。戦力外通告。ちなみに、司さんは間違えた道を元に戻って無事復帰。僕はこういうときさらに先に進んでどこかで分かる場所になるだろうとさらに迷うくち。
そして、きょうしろうさんを拾い、いざららぽーとへ。10時にならないと開かない入口が多く、映画フロアにたどり着くまでにちょっと苦戦。で、隅っこでデュエル(TF4じゃなくて、カードでデュエルしている集団がいた)をしている人たちを横目に、チケット購入。それなりにいい席をゲット。午前2回目の上映だが、ガラガラだったため。3回目以降は賑わってそうだったけど。

3D眼鏡がこれ。3Dって言ったら、小学○年生とかの付録についているような、厚紙製の眼鏡に赤と青のセロファンをくっつけたちゃちいものしか想像していなかっただけに予想外だった。眼鏡の上から装着できるけど、鼻の頭が重い……。隣の席のきょうしろうさんが「最近の3D眼鏡って凄いね。レンズが光ってるよ、ピカピカと」。僕と司さんは「ライトの反射でしょ」と一蹴。きょうしろうさんは「おかしいなー」と首をひねりながら3D眼鏡を見続ける。
そして、上映前のCMで3Dで見られるわけで、そこで3D眼鏡の不備がないかどうかチェックできるわけだ。うん、確かに飛び出て見えるなーと思っていたら、きょうしろうさんが「おかしいなー、ちょっとそちらの眼鏡貸してくれません?」→きょうしろうさんの眼鏡がおかしいことが判明。かけてみたら飛び出て見えない。このCMの隙に眼鏡を別なものにかえてもらうことに。すると、充電が足りていないとピカピカ光って教えてくれるらしい。つまり、きょうしろうさんが見たのはライトの反射ではなくバッテリー不足のサインだったわけ。てか、充電が必要なのか!? と驚いた。
以下、劇場でもらえるカードと内容について。

「sinと名のついたモンスターはフィールド上に1枚しか表側表示で存在できない」って、たとえばを2体並べることが不可なのか、を並べることすらできないのか、どちらか曖昧だなー。映画上だと後者はありえないんだけど、映画は「他のモンスターは攻撃できない」を無視しているし、カード効果も映画の方がずっと凶悪だから映画を信じるわけにもいかんか。てか、sinモンスターを並べることができたら、その瞬間、互いの効果でどちらも攻撃できなくなってしまうから、やっぱsin自体1体しか無理か。
ここまで書いて気づいた。もしsinモンスターを並べることができたら、フィールド魔法を置いた瞬間まとめて召喚できるからありえないな。種類関係なく1体しか場に出せないんだろう。そう考えると、の攻撃力だと旨みが少ないなー。はフィールド魔法を守る効果があるからまだ使い道があるけど。
映画版の場合は、フィールド魔法の効果で、ドロー時デッキからsinモンスターをランダムに引くことが可能で、手札から捨てることによって(除外だったっけ?)sinモンスターを召喚していた。召喚条件が違ってたよ。にいたっては、自身の攻撃力の数値ぶん、相手の全モンスターの攻撃力を下げるという凶悪な効果だったし。つまり、こちらの全モンスターの攻撃力が-2500。
さて、映画本編。赤き竜が便利すぎだ。
それはともかく、3Dに関しては一番印象に残っているのがタイトルかな。全体的に、わざわざ3Dにしなくても……という感じ。廃墟の街にただよう塵とかどうでもいいのは飛び出し具合がよかったけど。もっとモンスターに迫力があればまた評価が違ったのだろうけど、多少遠近感がくっきりしているだけという印象。
さて、5D's本編でスライが<スターダスト・ドラゴン>を盗むフラグをたてていたことを覚えている人がどれぐらいいるだろうか。しかし、スライが実行する前に、<スターダスト>が今回の敵によって奪われる。まあ、45分しかない劇場版だから、展開が早い早い。
十代の登場は主役の一人だから当然し、ユベルもセットだから当然だけど、ファラオと大徳寺先生が再登場するとは。確か一緒に旅をしていたんだっけ。なんか覇王編を終えて大人っぽくなったはずの十代がまたガキっぽくなっているのが印象的だった。きょうしろうさん曰く「中二病が終わったんだよ」。なんか納得。そうそう、調べたら遊星は18歳だった。
基本、遊星がメイン。まあ現役アニメの主人公だし。久しぶりにアキと龍可の台詞を聞いた気がする(涙) 5D's以外のキャラだと、GXからはさっきのユベル大徳寺、ファラオが申し訳程度に。あとはGX仕様のペガサス会長か。なんか暢気でよかったな、こいつは。そして王様はじっちゃんがちょい役で出ただけ。あー、ブラック・マジシャンとブラック・マジシャン・ガールが会話してたけど、初代って出現時や攻撃時の掛け声以外に台詞ってあったっけ? モンスターが喋り始めたのは精霊が出始めたGXからだよね? ブラマジガールはGXのアレだし。
で、遊星の新シンクロモンスター、<ジャンク・ガードナー>。見た目は地味だけど、1ターンに一度、攻撃宣言時に相手モンスターを守備表示にすることができるという効果は便利かな。でも、攻撃宣言時限定っぽいから<オネスト>には無力か。
十代の新カードは<ネオス・ナイト>。戦士族モンスターと融合して、融合素材に使った戦士族モンスターの攻撃力の半分を自身の攻撃力に加えることができる上に、1ターンに2回攻撃をすることができる。融合に使った<ジャンク・ガードナー>の攻撃力がおそらく1400のため、700上昇で攻撃力が3200にとどまったけど、十分強いな。やっぱ<ゴヨウ・ガーディアン>の2800を簡単に超えられるのは便利だ。
そして、カードが古い遊戯がどう対抗するかと注目したら、まずは<古のルール>を使用して<ブラック・マジシャン>を召喚。やっぱ遊戯が一番信頼しているカードだから当然か。そして、<ブラック・マジシャン>が場にいるときに<ブラック・マジシャン・ガール>を召喚する<師弟の絆>という魔法カードを使用。これはOCGにあったなーと思っていたら、<賢者の宝石>(<ブラック・マジシャン・ガール>がいるときに<ブラック・マジシャン>を召喚できる)の逆効果の新カードだったのね。そして、さらなる新カード<ブラック・ツイン・バースト>がひどい。<ブラック・マジシャン・ガール>の攻撃力を<ブラック・マジシャン>に上乗せする魔法で、これによって攻撃力4500。この2枚はぜひそのままでOCG化してほしいな。夢が広がる。
そういや、遊戯の使用したコントロール奪取魔法が非常に怪しげだった。パラドックス・ドラゴンを奪おうと手が伸びる→なんかパラドックスの変な罠で防がれる→じゃあ、スターダストドラゴンをもうらうぜ。ひょっとして、相手の全モンスター対象のコントロール? パラドックスを指定→防がれてコントロール魔法破壊、じゃなかったもんなあ。
遊星の使った新罠、<スターダスト・ミラージュ>もなんかひどい。<スターダスト・ドラゴン>がいるときでないと使用できないけど、このターン破壊されたモンスターをすべて自分フィールドに守備表示で特殊召喚。なんか悪さができそうなカードだ。
最後に遊戯と十代の使用した新罠もあれだ。モンスター1体の攻撃力を2倍にする。<スターダスト・ドラゴン>の攻撃力は2500。2倍で5000。さらに倍で10000。十代の<ネオス・スパイラル・フォース>は場にネオスがいることが条件だろうけど、遊戯の<ブラック・スパイラル・フォース>が分からない。師弟揃っていなきゃいけないんだったら夢がさらに広がって面白いのだが。
パラドックスの新カードとかこちら側が忘れた新カードも合わせれば、結構な枚数の新カードが登場したな。規制モンスターのsinバージョンをのぞいても。しかし、sinってまんま英語の罪だったのか。
さて、パラドックスだけど、どうも遊星に対して個人的な思いがありそうな予感。今後、本編で何らかの形で関わってくる可能性がないわけではなさそう。ゼロリバースとか。シェリーのカード、Z-ONE-も絡んでくる可能性あるし。そういや、遊星、ルドガーにどっかに落とされて父に助けられたけど、そのときに何らかの変化がまだ発現していないけど起こっている可能性もあるんだよな。
ストーリーの内容は、まあ子供向けだし。パラドックスの「人間は何だ? 環境破壊、やまない紛争、憎みあい、差別。こんな世界、修正してやるー!」に対して、「未来人が勝手に断言すんなよ! 確かに人間はまだ未熟だけど、一人ひとりの幸せを勝手に奪っていいわけがない! まだ人間だって変わっていけるかもしれない! いや、変えてみせる!」という様式美。聞いてて恥ずかしい台詞だったけど、まあお約束ということで。