TIGER & BUNNY 4話

うん、安定して面白い。前回に比べると若干落ちるのは、やっぱ虎徹とバーナビーが目立ってこそってのがあるかも。今回も、ブルーローズがメインのシーンより、虎徹メインのシーンの方が明らかに面白いし。ここまでおっさんの活躍に期待してしまうアニメも珍しい。
そういや、ワイルドタイガーって正義の壊し屋とか通り名ついてたんだな。賠償金請求されるHEROTVがやけになってつけたとしか思えない。そして、キャラ紹介とかで決め台詞が「ワイルドに吠えるぜ!」って紹介されているのに、1話でしか使われていないんだよなー。まあ、昔のスーツなら似合ってる台詞だけど、今のスーツだと正直似合わないか。
で、まさかのワイルドタイガーポイントいまだゼロ。前回大活躍したのに。てか、てっきりワイルドタイガー&バーナビーでセットでポイントが入っているのものとばかり。ところで、強力なかわりに5分間しか続かない2人の能力、一度切れたら次に使用できるのは何時間後なんだろ? たぶん丸一日かね。

そして、今回のブルーローズことカリーナ。自分の願望とヒーローの現実との差にテンション下がるの分かるし、色々犠牲にしているからその気持ちは分かる。虎徹のかっこいい台詞も、頭では虎徹が正しいと分かっているんだろうけど、反発してしまうお年頃ってのがあざといほど分かりやすく描写されてたな。で、「べ、別にあんたに認められたいわけじゃないんだからね!」という駆けつけに行く前の台詞(一部僕の妄想)が可愛かった。
そして、賭けなんかするんじゃないわよ! と怒り心頭で出かけたら、当の虎徹さんが賭けていたでござる。しかも10ドル、その場で請求とみみっちい。この男の下げっぷりが、2枚目半のおっさんらしくて実にいい。ここら辺のブルーローズは女子高生っぽい感じの口調でよかった。てか、今までブルーローズっていうヒーローの外面だけだったところに、ようやくバックボーンが肉付けされてキャラとして独り立ちできたって感じ。
あとついでに、最後の方でヒーローが市民を救助できない方に賭けていた男が、周りから金を全部取られてショボーンってなってたシーン。あれって、ヒーローを信じている人の方が圧倒的に多かったってことでもあるよね。

虎徹は裏表がなく、心の底からヒーローとしての古臭い正義心と義務心で行動しているから、他のヒーローから一目置かれていると思いたい。親友の牛角さんはもちろん、オカマさんはわりと分かっているっぽいけど。てか、ドラゴンキッド、折り紙さん、スカイハイ、オカマさんの普段の様子がまだ分からないんだよな。まあ、少なくとも今回の話で、ブルーローズはある程度は見直したんだろうな。絶対に表には出さないだろうが。
それにしても、ワイルドタイガーが人気ないのが意味不明だ。いや、裏の姿を知っている視聴者だからこそワイルドタイガーを応援しているわけで、何も知らない作品内の一般市民から見たら、不必要に物を壊す割に全然活躍できてないって感じなのかもしれないが。……まあ、それ以上に謎なのが折り紙さんなわけだが。HEROTVさんも彼には何も要求していなさそうだし。でも、隠密行動が必要なシーンが来たら脚光を浴びるかもしれない。

次回はスカイハイの中の人がOP以外初登場で期待している。「誕生日、おめでとう! そして、おめでとう!」という台詞があるに100ペリカ
にしても、虎徹とバーナビー、何だかんだで息があってきた。次回予告の走っているシーンはギャグにしか見えない。